最新の給湯器の機能は除菌

省エネだけではない!給湯器ができることが新たに増え「UV除菌」が出来るようになりました。また、お年寄りが年々増えるなか、お年寄りの浴室事故も増えています。給湯器の最新機能「見守り」によりそうした入浴事故の予防もできる時代へ。

お風呂の残り湯は雑菌だらけ!

家族が多い家では、お湯はりを行ったあとに追い焚きをしてまた利用することも多いかと思います。また、翌日には残り湯を洗濯に使って節約をする方も。だけど気になるのはお湯の「雑菌」。身体を洗ってから入っているからそこまで汚れていない、見た感じはキレイ、に見えても雑菌は1日経つと数千倍に増えているのです。

目に見えない雑菌は皮脂や垢をエサにして増え、お風呂の追い焚き温度で多い38℃~42℃ぐらいが繁殖しやすい温度になります。そのため、沸かし直したからキレイであることはまずないのです。

忘れてはいけない追い焚き管の中

お湯は毎日捨てている!残り湯を使用していないし、浴槽もピカピカに掃除している!でも実は追い焚き管の中で雑菌が繁殖しているのです。追い焚きにより湯船の雑菌が配管内に入っていきます。そして配管内に残った水から繁殖をしていきます。

雑菌が繁殖するとどうなるの?

私たち人間には菌が多くついています。繁殖した雑菌がついたからといって健康被害が起きるという事はありません。ですが免疫力の少ない乳幼児やお年寄りには、感染症などにかかる危険もあります。
また雑菌が繁殖した残り湯を洗濯に使用すると、いや~な臭いの原因にもなります。

追い焚き管も忘れずに洗浄

そうした追い焚き管内に残った雑菌を除去するには、市販の洗浄剤を使用したり、ブラシを使いフィルター内もお掃除していきましょう。目安は1週間に1回。

最新の給湯機能で追い焚き管も除菌!

追い焚き管の掃除も取り残しが大変、1週間に1回薬剤洗浄するのは面倒くさい。残り湯もできれば毎日使いたい、と言った方には最新の除菌機能搭載の給湯器がお勧め。UV除菌ができ、熱配管洗浄ができるのは現在ノーリツのGT-C62シリーズとなります。

その仕組みは、リモコンセンサーが入室・退室を検知して自動でUV運転をします。追い焚き管内でUV照射することで99.9%除菌できますので、誰かが入った後のお湯も、また翌日の残り湯も雑菌を気にせず使用できるのです。

また追い焚き管に残ったお湯は、浴槽の排水と同時に雑菌が死ぬ熱湯温度により自動で洗い流してくれるため、追い焚き管も毎回キレイに洗浄されるのです。この熱洗浄機能はこの機種が初めてで、その他では水・ぬるま湯洗浄となりますので、雑菌が生き残ってしまうのです。

電気式給湯器

電気式給湯器は、ガスの排気設備が出来ない場所でも使える給湯器として昔からありました。電気ヒーターでお湯を温めていくため、ガス漏れ・灯油漏れなどの危険がありません。最近話題の「エコキュート」は「貯湯式」の給湯器で、お湯を深夜電力で電気代が安くなっている時にまとめて沸かしています。ガスのエコジョーズと同じく排気される熱を再利用してさらに省電力化していますので、オール電化の住宅では人気の製品となります。

お湯の使い方と環境に合わせて製品選びを

一般的にはガス給湯器からガス給湯器へ、石油から石油、が多くなっていますが新たに開発されたエコキュート等の登場でガスから電気へといった流れも多く見受けられます。ですが、電気が安いと思って電気式に交換したのに全然安くならない!失敗した!という意見もあります。それは、ご家庭によってお湯の使用量や使用頻度・使用する時間帯・家族構成が変わる為、電気で安くなることもあれば高くつくこともあるのです。なにより電気式の場合は新築ではじめから電気だった、とうわけでなければ工事費用もかかること、導入コストが高いこともあるので、費用面とお湯の使い方からも製品選びをして頂ければと思います。

浴室センサーで入浴事故を減らす

除菌にはこの浴室センサーで入退室を感知しています。これを利用し、急激な温度変化で起こるヒートショックを予防するため、設定温度より-2度でお湯はりを行い、入浴検知後にゆるやかに設定温度まで追い焚きを行います。また入浴検知後に一定時間経過するとお知らせしてくれ、のぼせてしまう事故を防ぎます。新しい機能が豊富な新製品への交換もぜひ考えていきたいですね!

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